残業が及ぼす悪影響とは

残業が多い会社で働くデメリットは、心身が疲弊するという点です。労働時間が1日8時間、週合計40時間以内にするよう、労働基準法で定められているのは、そうすることで労働者の健康を守るためです。

この基準を超えて労働をすることになる残業は、働く人の心と体の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、残業ばかりの会社では、残業代の未払いが横行する傾向があります。いわゆるサービス残業と呼ばれる行為が当たり前になり、せっかく労働力を提供したのに、見返りとしての賃金を得られないという問題が起こります。

このような状態は、いわゆる犯罪と同じです。労働力をタダでもらおうとしている現状は絶対に許してはいけません。もしサービス残業が横行しているのであれば、すぐにでも労働相談窓口に連絡しましょう。会社に対して決して自分を安売りしてはいけません。

また残業が多い会社で働くと、プライベートの時間を確保できなくなります。趣味を楽しむ時間がなく、何のために生きているのか分からない状態に追い込まれてしまうこともあり得ます。

既婚者は妻や夫、子供と触れ合う時間が少なくなり、家庭内で不協和音が生まれてしまうかもしれません。そのことがさらにストレスを生み、別居もしくは離婚につながる恐れもあります。一方で独身の人は、異性と出会うチャンスを得にくく、婚活をする時間の余裕がないため独り身のまま年を重ねてしまう可能性も高くなります。

このように残業が多い会社で働くと、充実した人生を送りにくい傾向があります。自身の人生を豊かにしたいのであれば、仕事とプライベートのバランスの良い職場で働くようにしましょう。