少子高齢化によって労働人口が減少する社会において、社員一人にかかる業務上の負担はかつてに比べて大きくなっています。そのような状況下で無理なく仕事を回すためには、必要のない仕事を減らすだけでは十分ではなく、仕事のやり方を見直して効率化を実現することが不可欠です。
効率化に向けた取り組みには様々なものがありますが、まず検討すべきなのは優先順位をつけるというやり方です。例えば、締め切りの早い物から順番に手を付けるという方法でもよいですし、より大きな金額が動く案件から優先して取り組むという方法もあり得るでしょう。自分のなかでいくつかの基準を設けてそれに従って仕事をこなしていくことによって、効率的な働き方が実現できるようになります。
また、効率化のためには仕事をタスク分けするといったやり方も有効です。例えば、同じデータを使って取り組む必要がある仕事をひとまとめにして同時に処理すれば、かかる時間を大幅に減らせるのではないでしょうか。
同様に、関係者が共通している仕事や、締め切りが近い仕事などをタスクごとにまとめて一括して対応するようにすれば、同じ作業を何度も繰り返したり、何度も上司の元に足を運んで報告したりせずに済むでしょう。それによって余った時間を利用して他の仕事をこなせば、業務を効率化するだけでなく労働生産性を向上させることにもつながるはずです。
少しの工夫で効率化は実現可能です。まずは個人で何ができるかを考えて、一つ一つの仕事に取り組んでみましょう。